好きなことから問いを見つけても、すぐ答えが出てしまう

「好きなことから探究を始めよう」と言われても、いざ考えてみるとすぐに答えが出てしまう。そんな経験はありませんか?
問いを立てたはずなのに、「これってもう調べればわかるよね」と止まってしまう。
この記事では、“すぐ答えが出てしまう問い”がなぜ起きるのかを整理します。
そして、そこから一段深い問いへ進むヒントを考えていきます。

これはあなただけじゃないんです!

「好きなことから問いをみつけても、すぐ答えが見つかる」
「調べたらもう書いてあった」
「これって探究として浅いのかな…?」
これ、本当に多い声です。
きっと今この記事を読んでいる人の中にも、
「自分と同じ悩みだ」と思った人、いると思います。

周りを見ると、
・難しそうなテーマ
・専門用語が並んだスライド
・先生に「いいテーマ」と言われている人
それに比べて、自分の探究は
「調べたらすぐ答え出たし…」
「これって意味あるのかな…」
と、不安になる気持ちも自然です。

でも、それって本当に「ダメ」なのだろうか

結論から言うと、
すぐ答えが出るのは、とても自然なことです。
なぜなら、高校生なのだから。その分野の専門家じゃない。
知らないことだらけで当たり前。
むしろ、知らないことを調べて、
「あ、そういうことだったんだ」と分かる。
これこそ、探究の一番最初の動きです。
ここでよくある勘違いがあり、
「問い=最初から深くて難しいもの」
と思ってしまうこと。
でも実際は、
最初に出てくるのは問いではなく、疑問のメモです。
・なんでこうなるんだろう
・これってどういう意味?
・思ってたのと違うな
こういう“ひっかかり”を、とりあえず置いていく感じで良いのです。

「答えが出た=失敗」じゃない

知ら出てみて、すぐ答えが分かってとき。
その時に思ってほしいのは、
「私の問い、浅かったのかな…」ではなく、
「知らなかったんだな。分かってよかった。」

分かった瞬間とは、
実はそのテーマの入り口に立ったということでもある。

例えば、
・答えが分かった
 ➝じゃあ、それはどうやって決まったの?
 ➝それって他の場合でも同じ?
 ➝例外はない?
分かったことのすぐ横に、
「分からないままのこと」が必ず残る。
問いとは、最初からドン!と現れるものではなく、
分かったことと分からなかったことの“スキマ”から出てくるものです。

「好きなことから始めた」のは、間違いじゃない

「好きなことから問いを見つけたけど、
 すぐ答えが見つかるから、私の問いは悪い」

これ、間違いです。
好きだからこそ、
・知りたい
・気になる
・調べてみようと思った
この時点で、もう探究は始まっています。
探究とは、
「正解にたどり着くこと」ではなく、
関心を感じながら、分からなさに出会い続けること
です。
最初に「勉強になったな」と思えたなら、
それはちゃんと前に進んでいる証拠です。

次にやること

無理に
「もっと深い問いを立てなきゃ」
「探究っぽくしなきゃ」
と考えなくていいんです。
次にやることは、
分かったことの中に、「これどういうこと?」となる言葉を探すこと。
・よく分からない専門用語
・説明されていない前提
・当たり前みたいに書いてある一文
そこを、もう一回立ち止まってみましょう。

問いは、考えてひねり出すものではなく、
ちゃんと見ていたら、後から浮かんでくるものなのです。

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