
探究活動では、情報を集めるだけでなく、
物事を多面的に考えることが重要です。
そのときに役立つのが 思考ツールです。
思考ツールには、目的に応じてさまざまな種類があります。
例えば
- 比較したい
- 抽象化したい
- 多面的に見たい
- 評価したい
- 分類したい
- 位置づけしたい
- 構造化したい
- 筋道立てたい
といった目的に応じて使い分けます。
この中で、
物事を「よい点」「よくない点」「気になる点」で評価する
ときに使うのが PMI です。
PMIとは

PMIとは、
- P(よい点 / プラスの面)
- M(よくない点 / マイナスの面)
- I(気になる点)
の3つの視点で物事を整理する思考ツールです。
物事を「よい点」「よくない点」「気になる点」で情報を多面的に評価するのに役立つ思考ツールです。
この方法を使うことで、
- 一つの視点だけで判断することを防ぐ
- 多面的に物事を考える
ことができます。
PMIが役立つ場面
PMIは、次のような場面で役立ちます。
例えば
- 大学院に進むべきかどうか判断する
- コロナ感染症対策の緩和におけるマスクの有無について話し合う
- 修学旅行に行くかどうか話し合う
- マイナンバーカードについて話し合う
などです。
このように、
何かを判断するときや意見を整理するときに役立つ思考ツールです。
PMIの使い方
PMIは次の手順で使います。
ステップ1 何について評価するかを決める
まず、
何について考えるのか(トピック)
を決めます。
例えば
- キャッシュレス決済を使うことがよいことかどうか判断したい
などです。
ステップ2 P・M・Iにそれぞれ書き込む
次に、トピックについて
- P(よい点 / プラスの面)
- M(よくない点 / マイナスの面)
- I(気になる点)
を書き出します。
例えば
P(よい点):
- 手元に小銭がいらない
- ポイントが還元される
- 割り勘がしやすい
- 支払いの管理が出来る
- 支払いが手軽
- ユーザー間での送金ができる
M(よくない点):
- お金を使いすぎてしまう
- ほかの方法を併用しての支払いが出来ない
- 利用金額の上限がある
I(気になる点):
- セキュリティ面での不安
- 電源切れたらどうしよう
- 携帯を落としたらどうしよう
このように整理します。
記入するときのコツ
PMIを使うときは、次の点を意識します。
だれ(何)にとって「よい・よくない・気になる」のか
を考えて書くことが重要です。
また、I(気になる点)には
- 不安な要素
- 興味深いこと
- もっと知りたいこと
を書いても構いません。
PMIを書いたあとに考えること
PMIを書いたあとは、
P・M・Iに書いた内容を踏まえて、トピックについての考えを整理します。
例えば
- どの要素が一番重要か
- どの課題を解決すればよいか
- 次に何を調べるべきか
などを考えます。
PMIは、
議論を整理したり、意思決定の材料を整理するときに役立つ思考ツールです。
まとめ
PMIは、
物事を「よい点」「よくない点」「気になる点」で評価する思考ツールです。
使い方はシンプルで
- 何について考えるか決める
- P(よい点)を書く
- M(よくない点)を書く
- I(気になる点)を書く
という流れで整理します。
探究活動では
- テーマの判断
- 意見の整理
- 議論の整理
などの場面で活用できます。
物事を一つの視点だけで判断するのではなく、
多面的に評価したいときにはPMIを使って整理してみましょう。