探究を進めるとき、仮説が本当に正しいのかを確かめるためには、実際の人の経験や考えを知ることが重要です。
そのための方法の一つが インタビューです。
インタビューは、アンケートとは違い、会話を通して詳しく話を聞く調査方法です。
人の体験や考え方の背景を深く知ることができます。
インタビューとは
インタビューとは、
調査対象者との会話の中から必要な情報を得る方法です。
アンケートのように回答を選ぶ形式ではなく、会話の中で相手の考えや経験を詳しく聞くことができます。
インタビューは、
疑問(問い)の仮説を検証するために、対話を通して必要な情報を得ることを目的に行います。
また、インタビューはアンケートと組み合わせて使うことが多い方法です。
例えば次のような使い方があります。
- インタビュー → アンケート
身近な人にヒアリングしてからアンケートを追加・整理し、
アンケートでより多くの人に聞く。
- アンケート → インタビュー
アンケートを行ってから、さらに詳しく知りたいことをインタビューで聞く。
このように、少人数で深く聞く方法としてインタビューを活用します。
インタビューの手順

インタビューは次の流れで進めます。
1 知りたい内容と対象を明確にする
2 具体的な質問項目を作る
3 説明資料を作る
4 インタビュー対象者へ連絡する
5 インタビューを実施する
6 得られた情報を記録し、まとめる
7 お礼をする
順番に進めることで、必要な情報を整理して集めることができます。
ステップ1 知りたい内容と対象を明確にする

インタビューを行う前に、まず次のことを整理します。
- インタビューを行う目的
- インタビューの対象
- インタビューで確認したい項目
例えば、次のような探究テーマを考えます。
どうすれば姫路に初めて行く人でも満足度の高い旅ができるか
この場合、仮説として
効率よく回るための行きたいところを中心としたアプリを作る
という考えを立てます。
そこでインタビューでは、次のような質問を用意します。
- 旅行に行った時の工程の決め方は?
- 初めて行った先で困ることって?
- 行き先はどうやって決めてる?
- アプリあったら使う?
テンプレート案内
インタビューの目的や対象、質問内容を整理するための
インタビュー準備テンプレートがあります。
必要な方はこちらからダウンロードしてお使いください。
ステップ2 具体的な質問項目を作る

ステップ1で整理した内容をもとに、具体的な質問項目を作ります。
インタビューでは、事前に話す内容を整理しておくことが重要です。
例えば、
- 行き先はどうやって決めているのか
- 初めて行く場所で困ることは何か
- アプリがあれば使いたいと思うか
このように、仮説を検証するための質問を用意します。
ステップ3 説明資料を作る

インタビューに協力してくれる人に、
- インタビューの目的
- インタビューの内容
- インタビューがどのように活かされるのか
を伝えるための 簡単な資料を作ります。
ステップ4 インタビュー対象者へ連絡する
インタビューをお願いする相手に連絡し、
- 調査の可否
- 日時や場所
- インタビューの大まかな内容
を伝えます。
ステップ5 インタビューを実施する
インタビューでは、用意した質問をもとに会話を進めます。
その中で、
おもしろいなと思った回答や気になった回答について詳しく聞いてみましょう。
インタビューでは、質問に答えてもらうだけではなく、
- なぜそう思ったのか
- どんな経験があったのか
などを聞くことで、より深い情報を得ることができます。
ステップ6 得られた情報を記録し、まとめる

インタビューが終わったら、
インタビューを通して得た情報を記録し、それらの情報から分かったことをまとめます。
記録する内容の例
- インタビュー相手の基本情報
- 各質問の回答
- 共通点
- 相違点
- 気付いたこと・疑問に思ったこと
- さらに調査したいこと
テンプレート案内
インタビューの記録や整理を行うための
インタビュー記録テンプレートがあります。
必要な方はこちらからダウンロードして使ってください。
ステップ7 お礼をする
インタビューに協力してくれた人には、必ずお礼を伝えます。
お礼のメールや手紙を送り、
インタビューがどのように活かされたかも伝えることが出来ると、より心のこもった礼状となります。
インタビューで気を付けること
インタビューを行うときは、次の点に注意します。
必要な情報を抑えておく
会話に集中しすぎて、聞きたいことを聞き忘れないようにします。
聞く姿勢に気を付ける
反論したり、自分が聞きたい答えを誘導しないようにします。
まとめ
インタビューは、探究の中で
調査対象者との会話の中から必要な情報を得る方法です。