探究活動では、
- 探究テーマ・疑問(問い)の設定
- 情報の収集
- 整理・分析
といったプロセスを通して、情報を集めてきました。
その最後に行うのが まとめ・表現 です。
まとめ・表現では、これまでの探究の流れを整理し、
聞き手に分かりやすく伝える形にします。
まとめ・表現とは

まとめ・表現とは、
探究テーマの設定から情報の収集、整理・分析と今まで行ってきた内容を筋道が通るようにまとめ、
それらを資料などで表現することです。
まとめ・表現を行うことで、
- 自分だけでは気づくことが出来なかった発見
- 異なる考え
を得ることにつながります。
探究プロセスの中では、次の段階にあたります。
- 探究テーマ・疑問(問い)の設定
- 情報の収集
- 整理・分析
- まとめ・表現
- 振り返り
表現するときの構成パターン
探究の発表では、伝わりやすい構成で内容をまとめることが重要です。
探究発表でよく使われる構成パターンがあります。
探究プロセス型

探究の流れに沿って説明する方法です。
主な構成は次のようになります。
- タイトル
- 疑問(問い)
- 調査方法
- 調査結果
- 考察
- 新たな疑問(問い)
この構成は、探究活動の流れがそのまま伝わるため、
探究発表でよく使われる構成パターンです。
PREP法

探究の内容を説明するときには、
PREP法という構成も使うことができます。
PREP法は次の順番で説明する方法です。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 例(Example)
- 結論(Point)
最初に結論を伝えることで、
聞き手に内容が伝わりやすくなります。
また、最後にもう一度結論を伝えることで、
要点が聞き手の記憶に残りやすくなります。
SDS法

短い文章で分かりやすく伝えたいときには、
SDS法が役立ちます。
SDS法は次の構成です。
- 要点(Summary)
- 詳細(Reason)
- 要点(Summary)
最初に要点を伝え、その後で詳しく説明し、最後にもう一度要点をまとめます。
この方法は、短い文章で分かりやすく伝えたいときに役立つ方法です。
分析結果を可視化する具体的な方
整理・分析した結果は、
グラフや表を使って可視化すると理解しやすくなります。
例えば次のような方法があります。
分布を可視化する方法

- 度数分布表
- パレート図
- ヒストグラム
- 基本統計量
- レーダーチャート
これらを使うことで、
- データの全体像を掴む
- 集団の特徴を知る
ことができます。
違いを可視化する方法

データの違いを表現する場合には、
次のようなグラフが使われます。
- 棒グラフ
- 積み上げ棒グラフ
- 円グラフ
- 帯グラフ
- 箱ひげ図
これらを使うことで、
- データの大小を比較する
- データの割合を可視化する
- データのばらつきを分かりやすく表現する
ことができます。
変化や関係を可視化する方法

時間の変化やデータ同士の関係を見たいときには、
次の方法が使われます。
- 折れ線グラフ
- 散布図
- クロス集計表
- バブルチャート
これらを使うことで、
- 時間の経過による変化を見る
- データ同士の関係性を見る
- 影響力のあるデータを把握する
ことができます。
発表資料の種類
探究の成果を発表するときには、
次のような資料を使うことができます。
スライド
PowerPointなどのプレゼンテーションソフトウェアを利用します。
一度に多くの聞き手に伝えたい場合に用いられます。
ポスター
A0サイズなどの大きい用紙に探究内容をまとめます。
聞き手と近い距離で説明する発表形式です。
映像(補助ツール)
写真やグラフだけでなく、映像を使うことで、
聞き手とイメージを共有しやすくなります。
話し方のコツ
探究発表では、話し方も重要です。
次のポイントを意識すると、伝わりやすい発表になります。
- 笑顔で話す
- アイコンタクトをとる
- ジェスチャーを使う
- スピードや間に変化を付ける
- スライドを読まない
- つなぎ言葉に気をつける
- 専門用語を使わない
- 聞き手とコミュニケーションをとる
- 堂々と話す
例えば、
- 「えー」「あのー」などのつなぎ言葉が多いと
自信がない印象を与えてしまいます。
また、スライドは
伝えたいことを分かりやすくするための補助的なものです。
スライドを読むのではなく、
自分の言葉で説明することが大切です。

まとめ
まとめ・表現では、
探究テーマの設定から情報の収集、整理・分析と今まで行ってきた内容を筋道が通るようにまとめ、
それらを資料などで表現します。
そのためには、
- 分かりやすい構成でまとめる
- グラフなどを使って可視化する
- 聞き手に伝わる話し方を意識する
ことが重要です。
まとめ・表現は、探究活動の成果を伝える大切なプロセスです。
聞き手に伝わる発表になるように、準備と練習を行いましょう。