「探究って、やり切ったら終わりじゃないの?」
そう思ったことがある人もいる人もしれません。
でも実際は、一度“完成”したあとにもう一度問いに戻ることがあります。
今回は、探究を通してそのことを実感した先輩の探究事例です。
このシリーズでは、先輩たちのリアルな探究プロセスを紹介しています。
兵庫県立大学 環境人間学部 一回生
あなたの探究テーマは何でしたか?
私は「姫路観光に革新を」というテーマで、地元・姫路の観光に、新しい視点や仕組みを加えられないかを探究しました。
「観光地はあるのに、なぜもっと広がらないんだろう?」
そんな疑問からスタートしました。
探究をはじめたころ、どんな状態でしたか?
最初は、正直空回りしていました。
仮説は立てているつもりだったけれど、その根拠が曖昧。
何から手を付けていいのか分からなくて、とりあえず情報収集をしていました。
でも、ポイントが定まっていないから、調べても調べても手ごたえがない。
「やっているのに進んでいない漢字」がありました。
一番しんどかった/止まった瞬間は?
問い、仮説、検証、考察。一通りやり切ったあとです。
「もうやったよね?」という気持ちになりました。
でも、本当はそこからもう一度問いに戻る必要がありました。
その“戻る”過程が一番難しかったです。
やり切った感が出て、思考が止まる。
ここからもう一段深めるのが、想像以上にしんどかったです。
さらに、Cross.という学生団体の活動を続けながらの探究。
両立の難しさもありました。
探究はどんな流れで進みましたか?
問いを立てる。仮説を立てる。視察やフィールドワークで検証する。考察する。
そして、また問いに戻る。この繰り返しでした。
一回で完成するものではなく、何度も循環させる中で少しずつ深まっていく。
自分の探究から、「探究は一発勝負ではない」ということを学びました。
やり切ったと思っても、もう一度問いに戻る。
その一歩が、探究を“作業”から“思考”に変えるのかもしれません。
(写真)フィールドワークの様子


最後に
忙しい日々の中で、目の前のことに囚われがちになるかもしれません。
それでも、自ら探究の重要性に気付いて、ぜひ向き合ってほしいと思います。