先輩の探究事例④ 「やり切った」と思ったところから、もう一度問い直す

「探究って、やり切ったら終わりじゃないの?」
そう思ったことがある人もいる人もしれません。

でも実際は、一度“完成”したあとにもう一度問いに戻ることがあります。
今回は、探究を通してそのことを実感した先輩の探究事例です。
このシリーズでは、先輩たちのリアルな探究プロセスを紹介しています。

兵庫県立大学 環境人間学部 一回生

あなたの探究テーマは何でしたか?

私は「姫路観光に革新を」というテーマで、地元・姫路の観光に、新しい視点や仕組みを加えられないかを探究しました。

「観光地はあるのに、なぜもっと広がらないんだろう?」
そんな疑問からスタートしました。

探究をはじめたころ、どんな状態でしたか?

最初は、正直空回りしていました。
仮説は立てているつもりだったけれど、その根拠が曖昧。
何から手を付けていいのか分からなくて、とりあえず情報収集をしていました。
でも、ポイントが定まっていないから、調べても調べても手ごたえがない。
「やっているのに進んでいない漢字」がありました。

一番しんどかった/止まった瞬間は?

問い、仮説、検証、考察。一通りやり切ったあとです。

「もうやったよね?」という気持ちになりました。

でも、本当はそこからもう一度問いに戻る必要がありました。
その“戻る”過程が一番難しかったです。

やり切った感が出て、思考が止まる。
ここからもう一段深めるのが、想像以上にしんどかったです。

さらに、Cross.という学生団体の活動を続けながらの探究。
両立の難しさもありました。

探究はどんな流れで進みましたか?

問いを立てる。仮説を立てる。視察やフィールドワークで検証する。考察する。
そして、また問いに戻る。この繰り返しでした。

一回で完成するものではなく、何度も循環させる中で少しずつ深まっていく。
自分の探究から、「探究は一発勝負ではない」ということを学びました。

やり切ったと思っても、もう一度問いに戻る。
その一歩が、探究を“作業”から“思考”に変えるのかもしれません。

(写真)フィールドワークの様子

最後に

忙しい日々の中で、目の前のことに囚われがちになるかもしれません。
それでも、自ら探究の重要性に気付いて、ぜひ向き合ってほしいと思います。

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